小林

2009年9月25日(金)

数字に強くなる近道とは

 仕事柄、たくさんの経営者の方とお会いし、お話しをさせていただきます。話題の中心は会社のお金のことです。
 お金に関するお話には、決算書や資金繰りなど様々な角度からの見方ができますが、経営者の方々で会社のお金まわりを熟知されている方は、ほんの一握りかと思います。
 これは、当たり前と言えば当たり前です。そもそも、営業が得意であったり、アイデア・技術などが優れていたために会社経営をされている方が圧倒的に多く、経理が得意だから経営者になったという方はおられません。
 むしろお金(経理)方面が得意な経営者の方は必要に駆られて覚えた方、言いかえれば代わりに誰も居なかったので仕方なくっていう方が多いです。

 では、多くの経営者が経理や財務の知識に必要性を感じていないかというと、そうではありません。
 皆さん「もっと経理・財務の知識を身につけて会社経営に役立てたい」という想いは多かれ少なかれお持ちなんです。
 ただ、「時間が無い」、「難しそう」云々で踏み込めずにいるんですね。
 そんな中、よく頂戴する質問が「どうすれば、会社の数字を理解できる?」というものです。
 こうした悩みのある経営者の方に私がお勧めするのは、利益計画を作ってみることです。
 利益計画というとまた難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
 売上や経費の科目は前年同月を参考にして、変動が大きそうなもの、今後の予想ができそうなものに限り調整して埋めていきます。
 簡単に言いますとこれだけです。
 よく「売上がわかれば苦労しないよ」と言われますが、乱暴な言い方をすれば適当で構いません。
 最初から綿密な計画を作ろうとすると、それこそ挫折してしまいます。
 まずは「作ってみること」です。最初はそれで十分です。
 肝心なのは、作成後の管理です。
 どこの企業でも月を締めれば、数日後に試算表が出来上がってくるはずです。
 その試算表を作成した利益計画と対比させます。科目をひとつひとつ対比させていくと、当然、計画とのずれがでてきます。そのずれの原因を確認しなければなりません。
 ずれの原因は色々な側面があります。

例えば
・ 経費を使いすぎていた⇒何故、何に使ったか? 本当にその経費が必要だったか?
・ 経費が少なく済んだ⇒もっと削減できるのでは?
・ 売上目標に到達しない⇒営業戦略を組み直す必要があるのでは?
等々です。

 こうして1年分を繰り返しチェックすることで自然と会社のお金の流れや、経理・財務の大枠が見えてくるはずです。
 数字に強くなる近道としての「利益計画作成」、一度試されたらいかがですか?

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